自己紹介

初めまして

ウェブサイトを訪れていただき、誠にありがとうございます!
はじめに、簡潔に自己紹介をさせていただきます。現在は、ドイツのボン大学の博士課程に在籍し、北海道に住んでいるゆりあと申します。また、日本文化と言語の関連性に興味を持っています。
以下で、研究分野についてご紹介いたします。

研究分野

研究分野:言語学の観点から、古典文法や現代文法を研究しています。その中でも、概念や認知意味論といった認知言語学の分野に深い関心を持っています。

文化の領域では、学術文献や俳句だけでなく、小説、アニメや漫画なども楽しんでいます。また、日本文化の特徴を見出して、日本の方や日本に興味をお持ちの方と共有することに喜びを感じます。2020年の冬に、私の主人が担当した緩和ケアの患者さんが、ご自身の俳句集を貸してくださいました。それを拝読した時、他者との出会いが、いかに私的で貴重なものか気付かされました。日本の文化には、驚くべき多様性があり、日々新たな視点で日本文化に触れることができることを心から嬉しく思います。

修士:修士論文では、形態素とされている漢字である「禍」の意味変化を遡ることで、コロナのパンデミックの中で生まれた造語である「コロナ禍」に照らし、「禍」を文脈的に詳細な分析をしました。

博士:博士課程では、テキスト上の災害時における感情の概念意味を認知言語学から研究しています。「感情は言語生産過程 (Language production processes) や(言語理解に基づいている)言語受容過程 (Language reception processes) にどのような影響を与えるのか?」、テキストに刻まれた感情を理解や共感(Empathy)を得るためには、どの程度まで文化を理解することが条件となるのか?」といった質問を拙論で提示しています。また、トラウマを伴うこともあるデリケートな問題であることから、被災者に配慮しています。さらに、欧米人にこの問題の重要さを理解していただけるように、詳細に分析して、共有することを考えています。

お互いの気持を伝え合うことは、研究だけでなく、視野を広げるための個人的な成長に対しても大きな刺激になると思います。同じ分野を専門とする研究者の方々のみならず、他分野の研究に関心をお持ちの方も、ご遠慮なくご連絡いただければ幸いです。